mauleaf 取材記

武蔵野美術大学 学内広報誌『mauleaf』 非公式ブログ

キワマリ荘取材風景

5月号取材、第三弾。
今回は水戸にあるキワマリ荘にお邪魔しました。
向かった学生スタッフは僕、S宅です。
今回はほかの記事とは異なり、mau leaf本誌に書けなかった裏話的なことを書いていこうかと思います。
なので、あわせて読んでいただけると面白いかもしれません。

水戸にはバスで向かいました。
東京駅から高速バスが出ているのでそれに乗って向かいました。
運賃は往復で3700円と電車よりも安くなっています。
詳しくは
http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_route/cotimep01.cfm?pa=1&pb=1&pc=j0010371&pd=1&st=1
を読んでみてください。

さて。
水戸に着いて、まず向かったのが水戸芸術館http://arttowermito.or.jp/)。
企画展を見たあと(もちろん自費ですよ!)、デザイナーのK藤さんの知り合いの学芸員の竹久さんにご挨拶。
ちなみにキワマリ荘でまた会うことになります。

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この塔が目印です。でも案外遠くからはあまり見えません(笑)。ちなみに200円で中に入れます。

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今回はこの展示を見ました。5/6までなので、まだ間に合いますね。


その後、キワマリ荘へ。
水戸芸術館から歩いて5分ほどの距離にあります。

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はたから見ると完全にただの民家ですね。

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入口を入るとこんな感じ。こうして見ると、ちょっとそれっぽいですね。

ちょうど行われていたsachiko Mさん(http://www.japanimprov.com/sachikom/sachikomj/index.html)の展示を見終わったあと、中崎透さんにお話を伺いました。
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今回お話を伺った中崎さんです。写真通りの優しい方でした。


中崎さんは武蔵野美術大学油絵学科出身です。
在学時代から、貸しスタジオなどを借りていたなど、現在に近いことをしていたそうです。
ちなみに余談ですが、このあと取材する小平のアトリエ村のこともご存知でした。
10年以上前から存在していたとのこと。

非常に印象的だったのは、水戸に来てから制作のチャンネルというのが変わってきた、と仰っていたことです。
というのは、学内や小平などの学校近辺で展示をするのと、水戸で展示をするのでは、見てもらう人や求められる内容が劇的に変わってくるからなのだそうです。
作家を目指すのであれば、そのあたり参考になるかもしれません。
そのほかにキワマリ荘の由来や現在の活動、さらにはムサビ在学時代のちょっとしたエピソードなど様々なお話を聞くことができました。
取材時間はなんと1時間以上。さまざまなお話、ありがとうございました。

その後、水戸芸術館の竹久さんたちが展示を見にキワマリ荘に訪れて、再び遭遇、という一幕もありつつ、今回の取材は終了しました。

ちなみに、行ってみて気がついたのですが、水戸ってすごく遠いようなイメージがありますが、2時間ほどで到着します。水戸によく行き来しているK藤さん曰く「水戸は精神的距離が遠い」と。
実際、水戸芸術館の学芸員さんは出張で東京に出るときも日帰りだそうです。
なので興味を持っていただけた方は、水戸に直接ふらっと行ってみるのもいいかもしれません。面白いですよ。

というわけなのですが、はたして中崎さんの1時間の熱弁を形に出来ているか不安で仕方ありません(笑)。
ともあれ、非常に面白い場所だったので、是非記事を読んでいただけるとうれしいです。


あと、キワマリ荘のHPはこちらです↓
http://kiwamari.exblog.jp/

こちらもぜひご覧になってくださいね。


S宅